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うちだゆか/内田優花
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新宿末広亭六月下席夜のトリは柳家小三治さんだ。十日間中あわせて四日ほど通った。 やっぱり大きなホールでの独演会よりも高座に近くて熱気にまみれる寄席がたのしい。 今働いている場所から末広亭までは電車で二十分。 七時に仕事が終わりいそいそと新宿三丁目へむかい大入り満員の寄席に滑り込む。 この時間は木戸銭が安いけど立ち見、廊下から首をのばして高座をながめる。 「お化け長屋」「馬の田楽」「千早振る」「南瓜屋」と、きいた。 千早振るを一緒にきいた方とお酒を交わしつつ話をしていて 同じ空間で同じ噺をきいていても、当たり前だけど 感じ方、うけとめ方、思考の行く先が違うことがわかった。うん、面白いなあ。 ある人にはその噺が笑って笑って楽しいエンターテイメントとなり ある人にはその噺がこころから笑えないような別の感情を揺さぶられるものとなる。 こともあるのか。その両方なのか。小三治さんだからなのか。 #
by oyamanotanuki
| 2012-06-30 23:12
| 落語
日曜日は寄席にいきました。六月十七日。
鈴本演芸場中席昼の部を最初から最後までたっぷりと。 はぁーそれはもう楽しかったです。 柳家三三『悋気の駒』。お妾さんに嫉妬する奥さん。 三三さんのやるおんなのひとはしっとり艶っぽくて陰気でいいなあ。 柳家喬太郎『同棲したい』。こ、これが噂の新作落語、同棲したい…! 定年を控えたお父さんの夢みる暴走っぷりとまわりの人の戸惑いっぷりがおかし。 “笑っていない”って時がないんじゃないかってくらい 最初から終わりまで皆さん笑いつづけてた。たのしい。 こまやかな表情やしぐさが真近でみれて、より深まるくだらなさでありました。 露(つゆ)の新治『七段目』。とても、よかった。はぁ。 上方落語を生まれてはじめてききました。東京の寄席できく機会は めったにないことなんだと思う。よくわかっていないけれど。 上方落語って、コテコテの関西弁でちょっと暑苦しいかんじなのかしら? と勝手に思っていたけれど全然ちがいました。 新治さんは、ぱあっと華やかな空気をまとっている方で。 関西弁の調子が、とても自然。むしろいつもの江戸弁よりも 親しみやすいのにさわやかで上品なのです。そして明るい笑い。 まろやかな心地のいい音楽に包まれているような感覚になりました。 もう途中から(この人は、だいすきだ!) と、よくわからないけどそう思いながらきいていました。 ファンになってしまいましたなぁ。 きっとまた新治さんの落語をききにいこう。 柳家さん喬『八五郎出世』。トリのさん喬さん。 けして派手ではない語り口なんだけどじわりじわりと引き込まれて いつのまにか、八五郎のあたたかな声に泣いていた。 寄席で人情噺にじんとくるのもはじめてのことでした。 いっしょに行った友達は、はじめての落語で喬太郎さんがお気に召したみたいです。 「あの“同棲”のおじいちゃんがおもしろかったなあ」と楽しそうに言っていたので あわてて喬太郎さんはまだおじいちゃんではないのだ!四十代なのだ! とつたえました。良い一日。 #
by oyamanotanuki
| 2012-06-18 03:46
| 落語
四日に久しぶりに寄席に行きました。浅草演芸ホールへ。 夜の部のトリである柳家小三治さんがとにかくみたかったのです。 でももう、最初から最後まで面白かった! “笑い疲れ” というものを体験しました。四時間ニ十分があっという間だったなあ。 寄席はたくさんの芸人さんの芸を間近でみる・きくことが出来て最高です。 お顔、声、話し方…みーんな全然違うから、飽きないです。 色んな種類の笑い方、可笑しがり方をひきだされてしまう。 この日、印象にのこったのは 柳亭市馬さんの『子ほめ』。ゆったりと構えた安定感のある方で 市馬さんが話していると、爆笑じゃなくってくつくつとした笑いがとまらない状態になる。 柳家はん治さんの『背なで老いてる唐獅子牡丹』。 妙に間延びした言い回しとかすれた声でやる、おじいちゃんになったやくざの親分と舎弟の やりとりが可愛らしくてせつなくてまぬけで可笑しい。 三遊亭歌之介さんははじめてみたけど破壊力抜群の落語家さん。 口座から目ん玉ひんむいて畳み掛けるようにネタをぶつけてくる(笑) 『爆笑龍馬伝』という漫談で、文字通り爆笑しっぱなし! そして、柳家小三治さん。前から二列目ど真ん中のすばらしい席だったので、 ちょっとした表情の変化や間合いをしっかりとみることが出来て幸せだった。 演目は『金明竹』。喋り方に派手な抑揚をつけず、話に盛り上がり所をつくらず ただ訥々とはなしをつづける。それがどうしてこんなに面白いんだろう〜。 小三治さんの噺はいつもしみじみと可笑しい。 登場人物の何気ない一言から人間のちょっとしたずるさ卑しさがわかっちゃって愛おしい。 とにかく今、私は小三治さんの落語をなるべくたくさん生で見たいし聴きたいです。 一緒に行った落語が初体験の友達ふたりも、両隣でずーっと笑っていました。 楽しそうにしてるのをみると私も嬉しくなっちゃって余計面白くなっちゃって。良い一日だったなあ。 あとはじめて小三治さんをみた友達が「あの落語家さん、あの石膏像に似てるよね! 名前なんだっけ〜」 と云いだしてまさかと思ったのですが、本当に似ていました。 セントジョセフ像に。 首がほそいし変な体勢とひげで描きにくかったけど、にこーと笑った顔が好きだったなジョセフ。 美術予備校に通ったことのある落語好きな人にはとても愉快な発見じゃないですかこれ。 昨年からじわじわと落語にはまっていったのですが、とうとう 自分のブログに落語のレビューを書くところまできましたね。 良いですねぇ。 #
by oyamanotanuki
| 2012-05-06 18:54
| 落語
ここ最近は、五月一日がしめきりの コンペに出す絵本をずっと作っていました。 出すならここに、と想っていたものです。 ・・・そして。 間に合いませんでした。なんと、 しめきりまでに完成させることが出来ませんでした。 応援してくれた方。予定を延ばしてくれた友達。 みんな、本当にごめんなさい。 とにかく絵を描くスピードがおそかったです。 それはつまり、“きめられない” と “(むだに)手数が多い” ってことなんだよなぁ。と描きながらかんがえていました。 こころが(OK!)を言うところまでもっていくのに1枚1枚とても時間がかかる。 絵柄や絵肌も、まださぐりさぐりの状態だってのもあります。 ともかく仕上げて、この絵本はまた違うコンペにもちこしです。 改めてみかえすと(OKじゃない!)ってとこもいっぱいでてくるけど〜。 もっとかろやかに作っていきたいなぁ。 今年は、一年で三冊、絵本を作ってみよう。 ふと、おとといくらいにそう決めました。 まずはこれをこってり仕上げて。あと二冊はもう少しさらっと。 あと立体の作品も作りたいな。うん、つくろ。今決めました。 しかしこういうことを書くのは、恥ずかしいことだなぁと思う。 今日は寄席に行くから落語聴いて元気だしてまたがんばろう。 そう。この(未)絵本はもちろんまだ誰にもみせていなかったのだけど ひとつ不思議な縁があり、ある作家さんに頁をめくって貰う機会を得た。 素敵な物語=絵をかく方です。感想を言って頂いてうれしかったです。 #
by oyamanotanuki
| 2012-05-04 03:22
| 絵本
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